サッカーサウジアラビア移籍なぜ多くなったのか
C・ロナウドのサウジアラビア移籍
昨年、クリスティアーノ・ロナウドがアル・ナスルに移籍。
マンチェスター・ユナイテッドで問題を抱えていた C・ロナウドに年間 2 億ユーロ、約305億円。
（月給にして、約2４億円だからすごい。）
という巨額オファーを提示して、2 年契約を締結しました。
世界のサッカー界に衝撃が走りました。
しかし、同時に世界のスーパースターが、サウジアラビアに行く流れが一気に加速しました。
サッカーの世界では、欧州が中心ですが、過去数十年にわたり、他の地域への選手の流出も目立っています。
1970年代から1980年代にかけては、アメリカがその舞台でした。
ペレやヨハン・クライフ、フランツ・ベッケンバウアーといった伝説的な選手たちが、NASL（北米サッカーリーグ）の成長に貢献するため、アメリカでプレーしました。
1990年代に入ると、選手たちの関心は日本に移ります。
特に1993年に創設された日本のJリーグは、ジーコやミカエル・ラウドルップ、ガリー・リネカー、フリスト・ストイチコフ、ドゥンガ、ベベットといったスター選手を引き寄せました。
2010年代には、中国が主要な目的地となりました。
ディディエ・ドログバをはじめ、フッキ、オスカル、アレックス・テイシェイラ、パウリーニョ、ヤニック・カラスコ、ジャクソン・マルティネスなど、多くの著名な選手が中国のクラブに加わりました。これらの選手の移籍は、サッカー界に大きな驚きをもたらしました。
そして現在、サウジアラビアが新たな目的地として注目されています。サウジアラビアのクラブは、C・ロナウドの獲得に成功し、リオネル・メッシの獲得にも近づきました。
最終的にメッシはインテル・マイアミへの移籍を選びましたが、サウジアラビアの野心の大きさは明らかです。
さらに、レアル・マドリーでC・ロナウドと共にプレーしたカリム・ベンゼマもサウジアラビアのクラブに加わることになりました。
そしてブラジルの至宝ネイマールの加入です。
このように、サッカー界では欧州以外の地域への選手の流出が増えており、サウジアラビアはその最新の例となっています。これらの動きは、アジアサッカーのグローバルな展開となるのでしょうか。
サウジアラビアのサッカー選手の高額年俸はいくらですか？
2023年、世界のサッカー選手上位10人のうち8人が2億ユーロ（約300億円）でトップに立つクリスティアーノ・ロナウドと、カリム・ベンゼマを筆頭としたサウジアラビアのクラブに所属する選手たちです。
アルヒラル移籍が発表されたブラジル代表FWネイマールは1億ユーロ（約150億円）で、エンゴロ・カンテと並び3位につけています。
ヨーロッパのクラブではパリ・サンジェルマンのキリアン・エムバペが7000万ユーロ（約105億円）で5位に入っただけです。
近年、欧州チャンピオンズリーグ（CL）で優勝しているマンチェスター・シティーやレアル・マドリードなどの選手たちは1人もランクインしなかったです。
米メジャーリーグサッカー（MLS）のインテル・マイアミに所属するリオネル・メッシは4500万ユーロ（約67億5000万円）で6位でした。
【世界のサッカー選手の年俸ランキングTOP10】
＜1位＞クリスティアーノ・ロナウド（アルナスル）2億ユーロ（約300億円）
＜1位＞カリム・ベンゼマ（アルイテハド）2億ユーロ（約300億円）
＜3位＞ネイマール（アルヒラル）1億ユーロ（約150億円）
＜3位＞エンゴロ・カンテ（アルイテハド）1億ユーロ（約150億円）
＜5位＞キリアン・エムバペ（パリ・サンジェルマン）7000万ユーロ（約105億円）
＜6位＞リオネル・メッシ（インテル・マイアミ）4500万ユーロ（約67億円5000万円）
＜7位＞サディオ・マネ（アルナスル）4000万ユーロ（約60億円）
＜7位＞ジョーダン・ヘンダーソン（アル・イテファク）4000万ユーロ（約60億円）
＜9位＞リヤド・マフレズ（アルアハリ）3500万ユーロ（約52億5000万円）
＜10位＞カリドゥ・クリバリ（アルヒラル）3000万ユーロ（約45億円）
サウジの移籍市場の特徴と期間
サウジアラビアの移籍市場は、一般的に夏と冬の2回開かれます。
夏の移籍市場は7月から9月にかけて、冬の移籍市場は1月に開催されることが多いです。
この期間中、多くの国際的な選手がサウジアラビアのクラブへ移籍を果たします。
サッカーサウジアラビア移籍のメリット・デメリット
サウジアラビアでは、サッカーが最も人気のあるスポーツです。
国民の間で広く親しまれており、国内リーグの試合は高い視聴率を誇ります。
また、国際大会への出場も増えており、サッカーは国民的な娯楽としての地位を確立しています。
サウジアラビア移籍のメリットとデメリット
サウジアラビアへの移籍には、高額な給与や新しい文化体験といったメリットがありますが、一方で、言語の壁や文化の違いによる適応の難しさなどのデメリットも存在します。
また、ヨーロッパのリーグからの移籍ですとよく”都落ち”と言われてしまいます。
キャリアに影響を与える可能性もあります。
サウジリーグの国際的な認知度と影響
サウジアラビアリーグの国際的な認知度は、近年、着実に向上しています。
これは、国際的な選手の参加やアジアチャンピオンズリーグでの活躍によるものです。
最近ではヨーロッパチャンピオンズリーグに参加したいとの報道もなされました。
コパアメリカみたいに招待国があるように、サウジアラビアの優勝国が招待される日は来るのでしょうか。
サウジアラビアのサッカー投資の将来性
サウジアラビアのサッカーへの投資は、今後も続くと予想されます。
これにより、リーグの質の向上や国際的な競争力の強化が期待され、サッカーの発展に大きく寄与するでしょう。
10年後開催予定のサッカーワールドカップが起爆剤となるでしょうか。
現在、ワールドカップ開催の条件は
もし開催するとなったらスタジアムの再建設が進むのではないでしょうか。
サッカー サウジアラビア移籍なぜ多いのはサウジアラビアの野望があるから
2034年のサッカーワールドカップへ誘致へ
2034年大会の開催国は、FIFAの理事会を経て来年に正式発表される見込みです。
なお、2026年大会はアメリカ、カナダ、メキシコの北中米3カ国、
2030年の100周年記念大会は、ウルグアイ、アルゼンチン、パラグアイ、スペイン、ポルトガル、モロッコの3大陸にまたがる6カ国で開催される予定となっている。
2034年は、ついにオイルマネーの大国サウジアラビアがワールドカップ開催に動き出しました。
「サウジアラビアのリーグ戦は非常に競争的だ。
だけど、まだまだ成長の余地がある。特に、サッカー選手がサウジアラビアへ移籍する理由は多岐にわたります。
主に、経済的な魅力が大きいと言えるでしょう。サウジアラビアのクラブは、他国のクラブと比較しても高額な契約金を提供することが多く、これが選手たちを惹きつける大きな要因となっています。
